2008年2月28日木曜日

マネーの未来とイスラエル(その2)

本物の立憲精神にもとづくこのブログは、米ドルというマネーの将来見通しを民衆主義の視点から提供する。ニクソン政権のときのS&L危機に始まる主だった株式市場詐欺は今、最高潮に達したと、当ブログでは考える。10万ドルの預金保険を株式投資のキャッシュに変換することができるという魔術は、想像可能なあらゆるレベルの金融概念を遂に包囲したといえよう。「キャッシュは王様だ。肝に銘じておくように」と、たまに寄稿してくるモントリオール市場の情報筋は言う。秘密の宗教、マネーを理解することなくして、投資をしてはいけないと彼は言う。そして、『地球を滅ぼす人類最後の宗教、マネー』を読むべしと。

秘密のままで発見されないようにするために、秘密の宗教・マネーは、既存の宗教のヴェールに隠れている。そのような同時並行思考が実際に米国の市場システムで健在であることを示す証拠がある。並行思考のプロセスは、矛盾の中に見出すことができる。医療に関する議論はその一例である。4千7百万人もの人々が、健康保険なしの状態である。経済政策のエリートたちは、「コストを管理するために」無保険者は、営利企業(民間)保険会社の保険でカバーされるべきだ、と言う。ここで明らかに矛盾しているのは、米国は地球上で最も一人当たり医療費が高額である。すでに民間保険会社の保険プランが最低限の保障内容で高い保険料であれば、それと似たようなものが、より良い保障で安い保険料にできるのだろうか? 明らかに何か神秘的な思考形態が、経済界の企業エリートたちの頭をコントロールしている。

更に、2008年に想定される不況を埋め合わせるために、貧困層と中間層に対して給付金が決定された。この件については、赤字予算と財源問題との関連で熱い議論がなされた。しかし、この金額は、戦争やイスラエル、エジプト、北朝鮮など外国の支援金として支出されている金額の数日分に過ぎない。そんなことは一切報道しないマスコミ、そして政府によって周到に計画された金融詐欺の証拠は米国中にあふれている。そしてこれは、秘密のマネー宗教を覆い隠すために必要不可欠な「並行思考」の明確な証拠でもある。

秘密のマネー教は、2千年ほど前に起こって以来、「呪詛の炎」の想念を通じて人間の知的思考を操ってきた。この「呪詛の炎」というべき精神的な執念は、地球上にある何ものとも異質なことに、ただ単に時間が経過するだけでマネーは成長し実を結ぶ、と信じ込ませてきた。地球上にある何ものとも違って、マネーは、土地も空気も水も日光も必要とせず、成長する。その意味で、マネーの利子、消えることのない債務、株式市場というものは、母なる自然にとって、まったく異質なエイリアンである。「呪詛の炎」の秘術は、マネー算術と利率計算により、時間の経過とともにマネーが成長することができることを人々に信じさせる。

「計算」を伴う秘密のマネー教は、民族・国家としてのアイデンティティ、商業、政治を、「市場の力」という名の下に混乱に陥れる。市場の力というカルト指導者たちは、聖書の中に「大商人」として登場する。現在では「大企業」である。大商人とは、伝説のソロモンが建築したミルコム神殿の神モロクの草創期の入信者である。

聖書のヨハネの黙示録は、預言者的な言い回しで、大商人(現在の大企業)はある共通の計画をもっていると言う。今日、この計画は、株式市場に上場している銀行、保険会社、企業が、グローバリスムと新世界秩序に向けて突き進んでいることに現れている。初期の大商人たちの計画は、アブラムとともに始まり、アブラムがアブラハムとなり、その他の人物も加わって継承され、ナイル川からユーフラテス川に至る当時の世界を席巻した。そして、この地域をイスラエルとして理想化した。この初期の大証人たちの夢は、今日イスラム教、ユダヤ教、キリスト教と呼ばれているものの基盤の大半をもたらした。『地球を滅ぼす人類最後の宗教、マネー』を読んで、イスラエルは国家でも民族でもないことを理解してもらいたい。

聖書に伝えられている数多くの成功事例の存在は、調査によって立証不可能である。よく調べてみると、大成功とは反対であったことが判明する。実のところ、大商人たちの市場の力の夢は、必ず失敗するという潜在的可能性が引き継がれているように思える。それは聖書の中に壮大な破局として描かれている。聖書の時代、大商人たちは市場の力を行使することによって世界を支配しようと試みた。もしも、人類に自然に備わっている多様性が排除され、完全にコントロールされ行動が予測可能な「消費者」に改造することができたなら、大商人たち(大企業)のグローバル・パワーは不滅なものになりえただろう。

この完璧な世界の夢は、バベルの塔を建築しようと試みたという寓話として表現されている。この傲慢な計画は失敗に終わり、混乱と分断の破滅の結果をもたらした(現代の多文化的政治的公正は、市場の力の失敗が再現されることの因果な前兆なのだろうか?)。神秘のマネー教は、実は神秘ではない。秘密のモロク神とミルコム神殿とともに「市場の力」というありふれた光景を隠れ蓑としている秘密のマネー教とは、中央銀行がコントロールする、所得税と政府債務を基盤としたマネーシステムのことに他ならない。市場を把握し、投資の失敗を防ぐべきだ。恒久的債務、利子マネー、株式詐欺市場の神モロクのことを知るべきだ。

マネーの未来とイスラエル(その2)終わり、更に続く。
ありがとう。

By R.D.Willing
※投稿日時は原文ブログと同じ日時で表示しています。

2008年2月8日金曜日

マネーの未来とイスラエル(その1)

世界で一つだけの正真正銘の立憲精神に基づく民衆主義者のブログへようこそ。今月から数ヶ月分を注意して読んでもらえば、地球に与えるマネーの脅威が明らかになるでしょう。

オフバランス(貸借対照表の対象外にすること)の詐欺、CDO(債務担保証券)と大企業のインチキ収益報告に、レバレッジド・バイアウトの犯罪など、市場における詐欺の動機を把握するためには、マネーは、聖書の宗教のヴェールを被り、一見するだけでは気付かないようにしてある、神秘の宗教であることを理解しなければならない。

マネーが宗教だったなんて、驚きかもしれない。いろいろな宗教があるだろうが、どの神学者を連れてきても納得するはずだ。そうか、マネーは宗教なんだと。

宗教としてのマネーの話は、『地球を滅ぼす人類最後の宗教、マネー』に書いてある。この本によると、マネー教はモロクという名の神を崇める。モロクは、恒久的債務、利子、株式取引を通じて人類を支配する。モロク神があらゆる公害の父となり、生物圏に害悪をもたらしているのは、マネーの力の間違った使い方によるものである。聖書はその力のことを、「高利貸し」と記している。

教義上の理由のために、聖書の中のモロク神に触れることに警戒する人もいるだろう。神秘の宗教としてマネーが聖書の中に隠されているという発想は驚きであるかもしれない。しかし、くれぐれも念を押しておきたいが、宗教を冒涜するつもりはないし、このように述べることによって個人の信仰を中傷していると解釈されるならば、私個人としては屈辱である。実は私は、『地球を滅ぼす人類最後の宗教、マネー』に著したような事実主義の現実について異議を唱えてもらえるよう、聖書に基盤を置く諸宗教・宗派を挑発しているのだ。

モロク神は、他のいかなる神とも極めて異質であることを理解しておくのが重要である。ことモロクに関しては、人類に対する救済とか恵みといった考えはまったく無縁である。赦すことのできない(赦す「能力」がない)モロクは、マネーの神として完璧にはまり役だ。宗教の歴史によると、文明は、信仰する神の期待を裏切ることによって衰退する。モロク神に関しては、正反対である。噂によると、モロク神の次の犠牲者は米国である。モロクはマネーに関する目的を果たすためには、人々を見捨てる。

例えば、米ドルが世界市場におけるパワーを失いつつあると、ことさらに言われている。米国に代わって、中国が大国として世界のパワーになるのではないかと推測されている。米ドルは、銀行の準備通貨として好まれなくなり、存在が薄くなっていく。かつてアメリカ人は、勤勉で率直で、他人に干渉しない倹約家であると尊敬されていたが、今や自分に甘い、傲慢で限度を知らない攻撃的な人間だと言われている。先頭をきって地球を温暖化している。アメリカの金融エリートたちは、「詐欺と騙し危機」の最中だ。金利スワップその他の魔術を使ってお互いに騙し合いの奪い合いをしている。改革を装って、社会保障や年金ファンドを略奪しようと企んでいる。

また、平和を愛好する諸国にとって軍事力を持つ米国は汚点であり、地球にとって危険人物であると考えられている。立憲精神にもとづく民衆主義者のアメリカ人地下組織ゲリラは、米国政府はBIZWOGという秘密陰謀団の操り人形であることに気づいている。このBIZWOG秘密政府は、19世紀半ばのイギリスの秘密工作員の発案が端緒となって発達した「世界支配の夢」から生じたものだ。このBIZWOGの思想は、スエズ危機のときの大統領選挙日に米国がロンドンを核恫喝したことによって、再燃し緊急課題として浮上することとなった。
大英帝国の計画は、恒久的債務、利子マネー、遍く課税される「公平な」消費税、所得税、株式市場によって中央銀行を通じて世界を支配することである。

BIZWOG秘密結社のイデオロギーは、キリスト教シオニスト運動と関連があると見られる。テレビの宗教番組は、テレビ宣教師の「終末」説教ばかりだ。テレビ宣教師たちは、神の御心の中では、今や教会よりもイスラエル国家の方が優先であると言っている(その彼らが教えている「神」が、実はモロクだということに、宣教師たちは気づいていない)。そして、この説教は、米国憲法と米国民ではなく、イスラエルへの忠誠を求めるところまでエスカレートする。「BIZWOGとイスラエルに従属することを示す象徴として、米国旗をひっくり返して表示するように変更された。イラクにいる米兵のユニフォームの肩につける国旗に注目してもらいたい」と、世界一流クラスの霊媒・遠隔感視能力を持つツクトヤクツクのウィルマは言う。

世界的ロビイスト、BIZWOG秘密工作員、テレビ宣教師が強力なチームワークを見せているのは、彼らの間に共通の信条があること、つまり世界支配を追求する秘密の序列が実際に存在することを示唆している。この序列は、しばしばイルミナティとか、CFR、フリーメーソン、ビルダーバーグ会議などと、誤って伝えられている。モロク神のマネー秘教は、これらありとあらゆる種類の組織を利用する。マネー秘教は、北米の人々の思想を形成し、世界に影響を与えている。

米国政府の政策はマネー秘教によって誘導されており、このマネー秘教は既存のありふれた宗教の姿をヴェールとしてかぶり、陰に隠れている、というのがこのブログの見解である。

第一部終了、来月に続く。ありがとう。
By R.D.Willing
※投稿日時は原文ブログと同じ日時で表示しています。