このブログは政治的公正に基づく「新言語」で完成されているが、それでも寄稿者の一部にときどき「旧言語」を使う人がいる。もしも、そんな寄稿者を正しく導くことに協力してもらえるならば、故ジェリー・ファルウェル(Jerry Falwell)に焼香してもらいたい。彼はクリストファー・ヒッチンズ(Chris Hitchens)に「ひきがえる」と呼ばれたことでも有名だ。
おっと、待て! エマから重要なニュースが飛び込んできたようだ。バックフッシュ、つまりバカ・ブッシュ政権が近頃発表したところによると、いまやスパイ衛星がアメリカ人を監視していて、日常生活の一部始終を見ているそうだ。そのスパイ衛星を各地の警察や自治体に接続して情報を伝送するように本気で取り組んでいる。バックフッシュは国の安全保障のためだと言っている。エマは、どちらかといえばブッシュ自身の安全と我々の監禁のためではないかと疑っている。可愛そうなバカは暗殺されるのが怖くて一人でどこにも行けないのだ。殺気だった人がごまんといる。昔から米国では、財産を盗むために人を殺したことをごまかせば、売国奴犯罪者に対する、一度で人生を変える綱渡り体験(絞首刑)が待っているとエマは言う。「ボンクラはイラク戦争は石油だと言ってる」とカジャバジュア(Kazabazua)のエマの話は更に広がる。この女が未だに「旧言語」を使うのには辟易する。
エマは過去生でカスティリヤ(現スペイン)の女王フアナだったので特別な知識を持っていると自ら言っている。彼女は、1555年、バチカンで初の女イエズス会士になった。我々はモロクの貪欲な連中がマネー創造に与えている影響と、現在の住宅ローンと株式市場の危機について説明しようとしたが、エマにまたしても遮られた。彼女はとにかく『地球を滅ぼす人類最後の宗教、マネー』を読めと言う。「この場で注文して現金払いでもいいから、米ドルでもカナダドルでも、たった20ドルよ」と言う。エマは彼女なりに何でも知っているのだ。
我々は議論を続けた。主流のマスコミ報道によれば、この危機をもたらした原因は貧困層であって、家が欲しいあまりに所得水準をごまかして住宅ローンを借りたからである。その住宅ローンのことを、借りた人々も含めてだろうが、「サブプライム」と呼んでいる。マスコミの推論では、これらのあまり重要でない人々が市場の力の神秘な働きを歪めたのだと。そうだ、この市場の力に対する侵害は、偉大なる神そのものに対する侮辱だ。消えることのない政府債務、利子つきマネー、株式(詐欺)金融の神、あらゆる公害の父、モロクへの。エマは正しい。彼女の言う通り本を読むべきだ。
我々のMBAレベルの分析(ビックリだろう)によれば、株式市場における「市場の力」の神秘というのは、すべて政府保証のことを意味していることが示されている。米国政府は417,000ドル(約4千万円)までの住宅ローンしか保証していない。我々のようにあまり重要でない人々に対する小額の住宅ローンはノーリスクだ。我々はサブプライム(信用度が低い)ではない。米国が保証してくれるのだから、我々はプレミアム(優良)住宅ローンだ。そうだ、そうだ。
そこでMBAで鍛えられた我々の思考に疑問が浮かんだ。どうしてプレミアム・ローンのことをサブプライムと呼んでいるのだ?
ジャーン、ワォッ! 答えはヒヒーン!(馬のいななき)
保証付きの貧しい人々の住宅ローンは問題ではないのだ。417,000ドル以上の巨額の住宅ローンが問題になっているのだ。この購買力を超えた高い値段の家のための巨額のローンが問題なのだ。主流のマスメディアは我々貧民に謝罪した方がよいのではなかろうか?
By R.D.Willing
※投稿日時は原文ブログと同じ日時で表示しています。
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