2007年5月18日金曜日

ネオコンの中に古代コン

ツクトヤクツク(Tuktoyaktuk、北極海に面した小さな町)のウィルマが独断的な情報を連絡してきた。深いトランスに入ることのできる霊媒の彼女は、遠隔透視で正確な情報を引き出すので、非常に興味深い。

彼女が言うには、いわゆるネオコンたちは、都会で古臭い金融詐欺ゲームをしているそうだ。この金融詐欺の原型は、エジプト人を騙した話として創世記第47章に記述してある。ヨセフは、エジプト人の政府を荒廃させ、金融システムを操作することによってエジプト人を破産に追い込んだようである。そして今、ウィルマは、ネオコン支配下の、連邦準備券のアメリカはエジプトの現代版だ、R・D・ウィリング著『12番目の、最後の宗教』を読むべきだと言った。ウィルマの考えでは、縮れ毛の黒人のために民主主義うんぬんとワケのわからないことをネオコンが言っているのは、旧約聖書並の大規模な世界的金融詐欺に向けた計画を撹乱情報で隠すためである。

ブログ読者のエメットは、同じくツクトヤクツクに住んでいてウィルマとも親しいが、彼女の言葉遣いに呆れ果てている状態だ。完璧なまでに政治的公正を貫く当ブログを運営する我々としても、ウィルマの縮れ毛発言には呆れているが、彼女は一向に改める気配がない。金融市場で大儲けする秘訣は、価格の下落、マーケットあるいは金融システムの崩壊を予知したり惹き起こすことだ、とウィルマは続ける。それはそうだと思うが、ウィルマが米ドルではなく連邦準備券のことを言っているところが、いまひとつ明確でない。我々のためにウィルマは解説してくれる。

アブラハム・リンカーンによって確立された合衆国の国の通貨としてのアメリカ・ドルは、グリーンバックである。この米国の通貨は、クリントン弾劾の聴聞会の最中に、連邦議会によって違法化された。大統領執務室の米国国璽が刺繍された絨毯の上で、真昼間から太ったビリー(クリントン)が、まるぽちゃのユダヤ人娘と戯れていたという話をふと想像してにやけ顔になっていたが、ウィルマは我々の夢想をピシャリと遮って真顔に戻した。

連邦準備券は、しばしばグリーンバックと勘違いされているが、本物の国の通貨ではない。私的に創造されたマネーであり、米国ドルという出来上がった信用の肩車に乗っかっているだけの存在だ。誰にも気付かれないようにグリーンバックを排除することで、FRS(連邦準備制度)は連邦準備券を通じて米国に貯蔵されている全ての金(ゴールド)に対する不当な要求を独り占めできる、とウィルマは言う。

その通り! ひらめきに光が輝いた。ウィルマは続ける。ちょうど聖書のヨセフのように、外国権力・政府の道具であるネオコンは、基本計画を持っている。ネオコンたちは、米国の共和制と米国民と米国本来の通貨に対する侮辱と憎悪を促す手段として、オサマ・ビン・ラデンとイラクとアフガニスタンの戦争を捏造した。実はネオコンたちは、世界のマネー・マーケットを崩壊に持ち込み、Fed(連邦準備金)が米国にある全てのゴールドを盗み取るための基礎固めをしているのだ。そうして詐取したゴールドを抱えて、Fedはエルサレムに引越し、ミルコム神殿から世界を支配する反キリストになることができるだろう、とウィルマは言う。我々は聖書のバベルの話を思い出し、ひるんでしまった。しばらく思考を停止し、この奇妙な女はどうも良いポイントを衝いているような気がするのを否定した。今後、ウィルマが深いトランスに入りチャネリング状態になって何か伝えてくるときには、前もって連絡してくれとエメットに要望する。

エメットは、催眠術にかかったような状態で同じことを繰り返しながら、我々の方を見てニヤニヤ笑っているだけだ。
「連邦準備券はアメリカの法定通貨として認めない!
グリーンバックの復活を!
政府の債務は要らない、利子も所得税も要らない」

エメットが何を言っているのか、大バカは知っているのだろうか?

By R.D.Willing
※投稿日時は原文ブログと同じ日時で表示しています。

2007年5月3日木曜日

エマは言った、「エンジンが無い!」

ブログの読者であるカジャバジュア(Kazabazua)のエマが、深いトランス・モードのチャネリング状態でやって来た。エマは、遠い前世でカスティリヤ(現スペイン)の女王フアナだった。1555年のバチカンで、女性として初めてイエズス会に加入した人である。意地悪な人は、彼女のことを狂女(ロコ・ロラ)と呼ぶ。失礼であり、慈愛に欠けているとは思うが、ロコ・ロラという悪名はぴったりかもしれない。

ロコは911で破壊された757航空機4機の遠隔透視を試みていたようである。どうもうまくいかない、と彼女は言う。事故現場のどこを見ても、8つのエンジンの痕跡がどこにもないのだ。ジェット・エンジンはロコ・ロラの特別得意分野なのに。ロコは、第二次大戦ドイツのME262ジェット戦闘機の設計技師として働いたことがあり、ヒトラーのお気に入り女性パイロット、ハンナ・ライヒと一緒に飛行したこともあると自慢している。ジェット・エンジンは衝撃では壊れないとロコは言う。事故現場でジェット・エンジンが消えたことなんて、一度もなかったと。えーッ! 我々は引きまくった。

催眠状態になっていたロコは、自分が言わんとしていることがどんな結論をもたらすことになるのか自覚していない。エンジンが無ければ、飛行機も有り得ない。飛行機がなければ乗客も有りようがない。FAA(連邦航空局)のヘマやNORAD(北米航空宇宙防衛司令部)の撤退の物語も意味がない。
えーッ! 二重にも、三重にも、えーッ!だ。911は、10億ドルのビルの解体を包み隠し、ペンタゴンに作った5メートルの「スマート爆弾」の穴によって2.5兆ドルの強盗を隠すためのバーチャル・リアリティだったという事実に我々はガタガタと震えた。

イエズス会がこの女から生き延びたのは奇跡に違いない。ロコの状態が変わったので、我々は当然ながら話題を変えるよう促した。次は株式市場とか政界の遠隔透視でもしてくれるだろう。

政界というテーマは良くなかったようだ。ロコはソファから立ち上がり、透明な渦巻きの中に入っていった。彼女自身の心の音楽に波長を合わせた。明らかにロコはタイム・トラベルしており、ワシントンに戻って歴代の米国大統領と会っていた。ロコは確信に満ちた様子で我々に小声で耳打ちした。「彼らはハンツビルに行く準備をしている」

ハンツビルと言えば、NASAがマインド・コントロールを行っている場所だと聞いたことがある。そこでは地球外生命体と交換するために人間をマインド・コントロールしているという。ロコはテレパシーで我々の思考を読んで答えた。「ハンツビルに半年いれば、宇宙空間に対応できるように完全にプログラムすることができる。というよりも・・・」ロコは秘密の知識を握る者の忍び笑いをして「米国の大統領にできるわね」
我々は、ブッシュ少尉のことをすぐにイメージした。ニューイングランドのプレパラトリー・スクール、アイビーリーグ卒業、ハンツビルで半年間の無許可離隊、そして今、偽のテキサス訛りでしゃべる、田舎の良いおじさんスタイル。

我々は緊迫した声でカジャバジュアのウィラードに電話した。彼はロコとも親しい。おっと失礼、エマと呼ぶべきだった。何千ものミサと数え切れないロザリオの祈りをしてきた男、その完成の域に達しつつある隣人愛的な人格、いつもナチスの戦犯の味方をする彼の聞き慣れた声であれば、エマを現実の時間に引き戻し、我々のオフィスから連れ出してくれるに違いない。

By R.D.Willing
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